こころとからだのナビゲーター〜 BodyTalk、心理カウンセリング、占星術〜                                              みやびの道・・人生という道をゆく・・・
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ボディートークのセッションを受けていただいた後、
超多忙でストレスフルな方が,
時間を見つけて美術館やギャラリーに行くようになり
静かな、自分を見つめる時間ができてストレスが減りました。
レイトショーを見に行くようになりリフレッシュできるようになりました、等
多忙な毎日の中に感性や感覚を刺激し心を満たしていくように、
治癒力がバランスの発現をしていくことも多いです。

私も時折り感性を満たしたくなる時があり
突然思い立ち汐留ミュージアムに向かいました。
 
陶芸家、というより表現者である河井寛次朗。
没後50年の展示会。
私が京都に居た20代の頃から私の感性を刺激してくれる人で
京都五条にある河井寛次朗記念館(旧宅)は理想の住まい、
このような生活をしたいという想いを持たせてくれました。

明治23年島根県に生まれ
中学の頃から陶芸家を目指し
現・東京工業大学、窯業科に入り、
卒業後は京都の陶芸試験場で技手として研鑽を積み
京都市五条坂に住居と工房を構えました。
 
身に付けてきた高度な技術を駆使した作品から、
親友の濱田庄司や柳宋悦らと出会い民藝運動を推進、
暮しの中の美・実用の美を追求する作品に変遷していきます。
「暮しが仕事、仕事が暮し」
後には内側から湧き出る独創性溢れる作品造りに向かいます。

世界でも作品は受賞作に選ばれましたが、
河井氏はすべて辞退し、
賞を授かるとしたら私ではなく作品に与えられるべきと。
その謙虚なお人柄は多くの人に愛されました。

表現法は陶器に留まらず木彫や陶板、
絵画や書、家具のデザインの他
数々の文章も生み出しています。

  ≪手考足思≫文中より抜粋
  私は木の中にいる石の中にいる、
  鉄や真鍮の中にもいる
  人の中にもいる
  一度も見たことのない私がたくさんいる
  始終こんな私は出してくれとせがむ
  私はそれを掘り出したい、出してやりたい

  私はどんなものの中にもいる
  立ち止まってその声をきく
  こんなものの中にもいたのか
  あんなものの中にもいたのか
  あなたは私のしたい事をしてくれた
  あなたはあなたでありながら、
  それでそのまま私であった

  あなたはいったい誰ですか
  そういう私も誰でしょう
  道ですれちがったあなたと私

  あれはあれで、あれ
  これはこれで、これ
  言葉なんかはしぼりかす

  あれは何ですか、あれはあれです、あなたのあれです
  あれはこうだと言ったなら
  それは私のものであなたのものではなくなる

  過去が咲いている今、
  未来の蕾で一杯な今
 
河井氏の作品はどれもが私の足を止め
吸い込まれるように目を奪われる。
ひとつひとつと言葉にならない対話が始める。

私はあなた、あなたは私
まだ見ぬ私が作品を通して私を見ている
作品のひとつひとつが私のひとつひとつ
誰彼がひとつになった空間と瞬間
そこにはただ「今」があるだけ

会場を出るとそこは車も人も足早に行きかう喧騒のオフィス街。
心にたくさんの花が咲いたような満ち足りた想いの中に
何かと、誰かとの別れを惜しむような
寂しさも感じた夏の終わりの夕暮れでした。

(河井寛次郎展は9月16日まで開催中です)

河井寛次朗記念館
http://www.kanjiro.jp/
日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/













 
 
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